ヘアケア 基礎知識
ヘアケアの基礎
気にもしてなかった毎日のアノ方法が髪を痛めつけているっ!
ー ヘアケアの前に、日常的に髪を傷める要素 ー
★摩擦
★熱
この2つが日常髪を傷める要素として大きいです。
摩擦は、ブラッシング(手グシ)で髪が引っかかってるのにムリにバリバリやってしまうブラッシング、特に濡れてる髪をむりに梳かすと傷み倍増!
熱は、ドライヤーとアイロン。熱をあて過ぎれば髪内部にある必要な水分が蒸発して帰ってきません…すると、ガサガサでバッサバサになります。
そして、気にしてないから余計にたちの悪い傷めてる要因が…
シャンプーです!
もっと言うと、シャンプー方法です!
ヘアケアの極意は、「今以上に傷めない」です!
???
で、どうしてシャンプー?
って事ですが、シャンプー方法(洗い方)で変わるんです!
そもそも、シャンプーとは「髪を洗う」ですが…
髪って放っておいたら汚れますか?
勿論、1日外に出てたらホコリやらなんやら着きます。
でも、髪の毛自身から「汗/脂」は出ますか?
出ませんね!
出るのは「皮膚/頭皮」から出ますね。
そうです。
シャンプーは「髪を洗う」では無く、「皮膚/頭皮」を洗うが正解です!
なので、極端な言い方をするとシャンプーは頭皮に付けばいいんです。
毛先までアワアワにする必要はありません。
ココで髪を洗い過ぎて必要な油分まで洗っちゃってガサガサになりがちなのです。
モチロン、焼肉屋さん天ぷら屋さんお好み焼き屋さん、など店内に細かい油がある所は髪に油やニオイが付くのでこういう場合は毛先まで洗いましょう!
では、具体的にどうすればいいのか。
毛先を洗浄力から守ってあげましょう!
ーおすすめシャンプー方法ー
1,すすぎます。
この時、気持ち熱めの感じでシッカリと時間をかけてよーくすすぎます。このすすぎで
日常的な汚れの80%は取れます【注:1】
2,トリートメント or リンス (どちらでも構いません)を少量毛先に付けます。
毛先方向を洗浄力から守る為に毛先方向にシャンプーの前に付けます。頭皮に付かなけ
れば大丈夫です。目安は毛先から15cm位です。
3,(2)を流さずに、すのまま頭皮にシャンプーをつけシャカシャカします。
先にトリートメントなどが付いてるので「泡」ほとんど立ちませんがそれでいいんです!
4,最後にトリートメントをもう一度毛先に塗布し、なるべく時間を置きましょう!
毎日の事ですから2〜3分でも大丈夫です。置ける時は置くって感じで大丈夫!
【注:1】最近、「湯シャン」なる方法がありますね。否定はしません。以前1週間試して
みました。毎日頭皮をマイクロスコープで確認してみた所皮脂は溜まりませんでした。
秘訣は「熱め」ですすぎだけで10分位は熱めのお湯に浸すって感じです。
個人的な意見としては、「髪」にはトリートメント or リンスは付けた方が
いいでしょー!って事です。
ヘアケアとリンパの関係
継続的に髪を健康でストレスを与えない方法とは?
つい最近まで、お客様から
・「髪を元気に保つ方法は何?」
・「最近髪が元気なくなって来たように感じるけど何か方法ない?」
と聞かれた場合の答えは
・「やっぱり、頭皮マッサージですね〜」
・「最近育毛剤でいいのが出来たんですよ〜」
とかだったんです。
モチロン間違いではありません。
で、最近いろいろ調べてみた所によると
ポイントは
「リンパ(老廃物)」
でした。リンパは全身に血管と同じ位あります。
血管(静脈)も老廃物を流してるのですが、リンパ管は静脈では流せない粗大ゴミのような
モノ(乳酸/尿酸)を担当してます。
でも、ちょっとこの流通経路に問題があるんです。
血管には、流す為のポンプ(心臓)があるからジャンジャン流れていくのですが…
リンパ管には、心臓の様なポンプが無いんです。
その為に「筋肉」がポンプの役目をしています。なのでグイグイマッサージをすると
リンパを強制的に流せます。
ちなみに「リンパ節」と言うのが、身体の各所にあります。ここは簡単に言うとリンパ液
が逆流しないための弁です。
そして、問題の「頭皮」。
もちろん頭皮にもリンパ管が張り巡らされています。
でも、リンパを流す為の「筋肉」がほとんどありません…
なので、やっぱり「頭皮マッサージ」が必要なんです。
リンパを流す為にするマッサージは、ちょっと違います。
と言うか、自分で毎日の用にマッサージした方がいいので美容室でやってもらう様に
しなくても大丈夫です。
マッサージポイントは最低3ヶ所でもいいです。
★耳の上
★頭頂部
★襟足
頭皮を強めにグリグリし、皮を中心部に寄せるようにするとリンパ流れます!
そもそも毛髪構造
まぁ、はっきり言うと美容師さんではない限り
毛髪構造まで知らなくても日々何もこまりません。
でも、いつも使ってるモノがどこにどういう風に意味があるのかを知っておくと
ケアをする「気持ち」が違ってきます。
髪は簡単に例えると3層構造になってます。
そして、この構造は「のり巻き」と同じ構造だと認識してください。
内側から順に
・毛髄質(メデュラ)_空洞メチャ細い
・毛皮質(コルテックス)_髪の98%を占める
・毛表皮(キューティクル)_魚のウロコ調、根元部分は8枚位重なってる。
なので、「のり巻き」に例えると
・具
・ごはん_髪の色は、ココに付いてます
・のり_透明の「のり」です。
と、なります。
するといろいろ説明が、解り易くなります。
トリートメント → 無くなった「ごはん」を足してくれます。[顔系:美容液]
リンス → 「のり」の引き締め[顔系:化粧水]
となります。ちなみに「コンディショナー」と呼ばれるモノは基本「リンス」です。
そして、「髪」は頭皮の中の「毛髪製造工場」で作られ
工場内では、はじめに「白髪」を作って製造ラインで次の行程で「色素を注入」して
アジア系の人は「黒」の色がつきます。この時「髪」は、まだ「硬く」ないです。
そして、工場で作られた「髪」が皮膚の上(外)に出る迄の短いですが「道」があって
ココで冷え固まり「硬く」なって出てきます。
「毛髪製造工場」→「色素注入」→「生産ライン(道)」→「皮膚の外へ出る」
白髪の原因
これは「色素注入」の行程が機能しなくなったので「色」の入ってない髪が出てくる
事なのですが…
最近まで、なぜに「色素注入」行程が終わっちゃうのかが解ってなかったんです。
がしかし、つい最近になって東京医科歯科大学のチームが一つの原因を解明したんです。
それは老化によって「毛髪製造工場」へ「部品を供給」してるところの「17型コラーゲン」
が減少すると機能不全になるらしいです。これは、「薄毛」に関しても同じ事が言える
らしいです。だいぶ近い将来に希望が持てるようになりました。
でも、まだまだ解ってません。
じゃぁなんで「若白髪」になるの?過度のストレスでも白髪になる感じだし、投薬によって
も白髪になる場合もあるし…
クセ毛 くせ毛 癖毛
くせ毛は、大きく2つのタイプがあります。
・先天的くせ毛
・後天的くせ毛
くせ毛もまた、解らない事が沢山あります。
そもそも、くせ毛の構造はどうなってるの?
「毛髪製造工場」の「道」が工場から出てくる「出口」が「横向き」だったり「下向き」
だったりします。その為に、「曲がった道」になりそこで「冷え固まって」曲がった髪が
出てくるんです。
そうなると、「先天的」なタイプは遺伝的にそうなっちゃったのねと納得出来るのだが
「後天的」タイプは、基本思春期にカラダがいろいろ変化する時に一緒にくせ毛に
なっちゃうんです。
「毛髪製造工場」が変化するんです。不思議でしょうがない。